「ママ、抱っこして!」と、大きな体で抱っこをせがむ我が子。
今までできていたトイレや着替えを「できない」と言い出したり、夜泣きが復活したり。
ちゃんと向き合おう・優先してあげなきゃ……と、頭ではわかっていても、大変ですよね。
「お兄ちゃん/お姉ちゃんでしょ」と言ってしまって後から自己嫌悪に陥ってしまうこともあるでしょう。
そんな日々に疲れていませんか?
二人目育児は、想像以上に大変です。
この記事では、赤ちゃん返りの理由から対処法まで、子どももママも笑顔になれるヒントをお届けします。
赤ちゃん返りとは?子どもの心の中で起きていること
赤ちゃん返りとは、下の子が生まれたことをきっかけに、それまでできていたことができなくなったり、赤ちゃんのような行動をとったりすることです。
本当はできるのに、できないフリをしたり、収まったはずのイヤイヤ期が復活したりもします。
ただ、これらはの赤ちゃん返りの行動は、決して悪いことではありません。
ママやパパを困らせようとしているわけでも、愛情不足でもないのです。
愛情を注いでいたからこそ、今まで独占していたパパ・ママからの愛情を独り占めにしたいのです。
きちんと上の子に寄り添って安心させてあげれば、最初は赤ちゃんを受け入れられなかった子どもも「かわいい」と思うようになってくれるでしょう。

赤ちゃん返りの行動とは
赤ちゃん返りの具体的な行動には、以下のようなものがあります。
これらの行動がみられたら、赤ちゃん返りのサイン。
では、上の子の赤ちゃん返りの困った行動に対して、どのように対応していけばいいのでしょうか。

子どもの心に寄り添って、おもいきり甘えさせてあげることが重要
「お兄ちゃん・お姉ちゃんだから」と、ついつい言ってしまいがちですが、これはNGワード。
大変だとは思いますが、これだけは言わないように頑張りましょう。
赤ちゃん返りをしている子どもへの対応は、思いっきり甘やかし、心も満たしてあげること。
この時期にたっぷり甘やかしたからと言って、将来ワガママな子に成長することなんてありません。
ママやパパからの愛情をたっぷり受け取るからこそ、他者への愛情を持つことができるのですから。
赤ちゃん返りはいつまで続くの?
赤ちゃん返りは、個人差はありますが一般的に3か月から半年程度で落ち着いてくる子が多いです。
たとえ適切に対応していたとしても、子どもの性格による部分が大きいので、赤ちゃん返りが終わらないことを悲観しないでください。
また、一度収まったと思った赤ちゃん返りがぶり返したり、何度か繰り返すこともあります。
そんな時は「もう大きくなったんだから」と突き放すのではなく、何度でも受け入れてあげてください。
赤ちゃん返りを乗り越えることで、子どもの心は満たされ成長していきます。
心が満たされることで、少しずつ下の子を受け入れられるようになり、弟・妹との絆も自然とできていきますよ。
赤ちゃん返りに上手に対応する方法
では、赤ちゃん返りをする子どもに、どのような対応をすればいいのでしょうか。
なるべく怒らない
まるでママを困らせて楽しんでいるんじゃないかと思うような行動をする赤ちゃん返り。
しかしこれは前述したとおり、子どもがわざと困らせたくてしている行動ではありません。
「我慢しなさい!」「もうお兄ちゃん・お姉ちゃんなんだから」「恥ずかしいよ!」
こんなふうに怒ってしまわないように、注意しましょう。
もちろん、物を投げたり赤ちゃんを叩こうとしたり、わざと食器やコップを落とすなど危険なことをしたときは、きちんと叱ることも大切です。
そんなときは、お兄ちゃん・お姉ちゃんだからという理由づけをせず、何が悪かったのか伝えるようにしてください。
二人だけの時間をつくる
パパの休日や、家族に協力してもらえるのなら、子どもとふたりきりで過ごせる時間を作ってください。
下の子を誰かにみてもらい、公園や買い物にふたりだけで出かける日を作るのです。
家に残る家族や赤ちゃんに、ふたりで「いってきます」をすることで「赤ちゃんとママは離れるけど、自分はママを独占している」と理解します。
普段どうしても我慢させることも多くなる上の子の、心をしっかり満たしてあげられます。
もしもワンオペ育児で、誰も頼る人がいない……という場合は、一時保育やベビーシッターなどのサービスも検討してみてください。頻繁にはできないかもしれませんが、1ヶ月や2ヶ月に1度だったとしても、子どもの心にはちゃんと残ります。
スキンシップを増やす・優先する
赤ちゃんを抱っこしているときに「ぼく・わたしも抱っこ!」とせがまれることは多いです。
そんな時は、赤ちゃんを一旦ベビーベッドに寝かせてでも抱っこしてあげましょう。
もちろん赤ちゃんは泣くかもしれませんが、ずっと放置するわけではありません。
赤ちゃん返りしている子どもをぎゅーっと抱っこして、心が満たされたタイミングで交代しましょう。
「次は赤ちゃんと交代してもいい?」「順番こでいいかな?」など声掛けをするのがポイントです。
もし嫌がったときは「じゃあ〇〇くんも、赤ちゃんをあやすの手伝ってくれる?」とお世話に巻き込んでみましょう。
外出時に抱っこと言われたらどうすればいい?
外出時、抱っこ紐を使って赤ちゃんを抱っこしているのに、上の子が「抱っこ!」と駄々をこねることもあります。
そんな時は、無理せずに「帰ってからでいい?」と説得してみてください。
それでもダメな時は、ベンチに座ってぎゅっと抱きしめるなど他の方法で、心を落ち着かせるようにしてみてください。

根性でふたりとも抱っこしようとしちゃダメですよ!
産後は身体も弱っています。
危険ですし、ギックリ腰になりますよ!
とにかく褒める
今までできていたことを、突然やらなくなる・できなくなることがあります。
そんな時は怒らず、また一緒に練習してあげてください。
そして、今まで当たり前にできていたことでも、できたら大げさにでも褒めてください。
「すごいね、できたね」「がんばったね」「えらいね」
自分を見て、そしてできたことを認めてくれている。
そんなママからの気持ちを受け取ると、子どもの心は満たされていきます。
少しずつかもしれませんが「やっぱりできたほうが嬉しい・楽しい」と考えられるようになるでしょう。

赤ちゃん返りは一時的なもの。
つらく大変な赤ちゃん返りの時期ですが、必ず終わりは来ます。
状況的にはお兄ちゃん・お姉ちゃんになったとはいえ、まだまだ小さな子ども。
本人も感情のコントロールが上手にできずに苦しんでいます。
赤ちゃん返りと名前がついていますが、実際には戻ってしまっているのではなく、しっかり成長している証拠です。
子どもが自分の心を切り替えることができれば、一気に頼れるお兄ちゃん・お姉ちゃんになることもあります。
子どもの心にしっかり寄り添い、いろんな工夫をしながら乗り切ってくださいね。



コメント