「周りがフルタイムに戻り始めて、焦りを感じる」「でも、本当にできるのかな?」
時短勤務で働いているママの多くが、いつかは直面するフルタイム復帰の判断。
育児休業から復帰後、時短勤務にしたものの、子どもの成長やキャリアのことを考えると、フルタイムへの復帰を考え始めるママは少なくありません。
実際にフルタイム復帰を決めるタイミングは、家庭の状況や職場環境、そしてママ自身のキャパシティによってさまざま。
この記事では、時短勤務とフルタイムそれぞれのメリット・デメリットを整理しつつ、子どもの年齢別の目安や、復帰前に確認しておきたいポイントを紹介します。
時短勤務とフルタイムのメリット・デメリット
時短勤務は、子育てと仕事の両立を支えるありがたい制度です。
ただし、続けていくうちに収入面や自身のキャリアに不安を覚えることも。
一方で、フルタイムは収入は安定するものの、生活面がハードになりがち。
両方のメリットとデメリットを整理して、自分に合ったスタイルを考えてみましょう。
時短勤務のメリット・デメリット
時短勤務は、時間に余裕がある一方で収入面やキャリアアップに不安があります。
メリット1・子どもとの時間を確保できる
退勤が早いため、夕方に子どもと関わる時間を多くもてます。
食事・お風呂・寝かしつけまで、子どもと共に余裕をもって過ごせるのは、最大のメリットでしょう。
メリット2・心身の負担が少ない
時短勤務は基本6時間の労働。
退勤から保育園のお迎え、その後の家事や育児に余裕をもって取り組めます。
フルタイムよりも疲労が少なく、心身ともに負担は少なめです。
メリット3・キャリアを戻すステップになる
子育てとの両立に慣れながら、少しずつ仕事に復帰していけます。

デメリット1・収入が減る
勤務時間が短いので、給与やボーナスへの影響は避けられません。
デメリット2・担当できる業務が限られる
時間の制約から、責任ある仕事を任されにくい場合があります。
デメリット3・同僚に気を使う
他の人より早く帰ったり、子どもの体調不良で休んだりと、申し訳なさを感じてしまう。
フルタイム勤務のメリット・デメリット
フルタイム勤務は、収入面が安定する一方で心身ともに疲れやすくなります。
メリット1・収入が増える
フルタイム勤務に戻ると、まず給与が増えという直接的なメリットがあります。
基本給が増えればボーナスにも影響がありますし、残業代も加算されれば安定した収入が得られるでしょう。
メリット2・キャリアを継続できる
早くにフルタイム復帰し、今後のキャリアアップに悩まず働けます。
メリット3・社会とのつながりを実感できる
仕事にやりがいや楽しさを感じられる人は、復帰を早めるメリットが大きいです。

デメリット1・子どもと過ごす時間が減る
朝夕が慌ただしくなり、子どもとの触れ合いが短くなりがちです。
デメリット2・子どもの急な体調不良に対応しにくい
実家や行政サービスのサポートが必須。職場に理解がないと、大きなストレスになることも。
デメリット3・体力的にかなりハード
通勤・仕事・育児をこなすだけの日々になり、疲労がたまりやすくなります。
子どもの年齢別・フルタイム復帰の判断基準
子どもの成長段階によって、ママの負担やサポートの必要度は変わります。
年齢ごとの特徴を理解して、復帰をしても大丈夫なのかを判断するヒントにしましょう。
4歳(年少さん)
この時期はまだ体調を崩しやすく、甘えたい気持ちも強い頃です。
園生活に慣れ始めていても、夕方にママがいないと不安を感じることもあります。
フルタイム復帰を考える場合は、「延長保育の環境」と「緊急時の預け先」が整っているかが重要。
また、ママ自身が体力・メンタル面で余裕を持てるかどうかも一度きちんと考えてみましょう。
最初は週数回の長時間勤務など、段階的にペースを上げるのもおすすめです。
5歳(年中さん)
心も体もぐっと成長し、生活リズムが安定してくる頃です。
自分のことを自分でできるようになり、園でも友達との関わりが増えてきます。
この頃になると、フルタイム復帰の準備期としてちょうど良いタイミング。
家族みんなで生活リズムを整える練習を始めましょう。
延長保育を少しずつ利用して、子どもの様子を見ながら調整するのも◎です。
6歳(年長さん)
小学校入学を控え、心身ともに大きな変化を迎える時期。
集団生活に慣れて自立心も高まりますが、「入学準備+親のフルタイム復帰」が重なると、バタバタして大変。
この時期にフルタイム復帰するなら、家事分担やサポート体制を事前にしっかり整えることが大切です。
フルタイム復帰前に確認しておきたいこと5選
フルタイムに戻る前に、あらかじめ準備しておくと安心なポイントがいくつかあります。
「なんとかなる」ではなく、「どうすればできるのか」を考えておくことが大切。
ここでは、チェックしておきたい5つの項目を紹介します。
1・保育園の延長保育時間を確認する
フルタイム勤務になると、どうしてもお迎え時間が遅くなりがちです。
まず確認したいのは、延長保育の利用時間と料金、申請のルール。
園によっては、18時半や19時まで預けられるところもあれば、17時半で終了する場合もあります。
「通勤時間+退勤後の買い物」などを考慮して、無理のないお迎え時間を設定できるかがポイントです。
2・病児保育や緊急時のサポート体制
子どもの発熱や体調不良は、働くママにとって最大のハードルです。
いざという時に頼れる病児保育室や民間のサポートサービス、祖父母などの協力先をリストアップしておきましょう。
職場でも、「子どもが急に熱を出したときの対応」を上司に相談しておくと安心です。
備えあれば憂いなしの体制づくりが、フルタイム復帰のストレスを和らげてくれるでしょう。
3・家事の効率化・外注化を考える
フルタイムになると、平日の家事にかけられる時間がぐっと減ります。
おすすめなのは、「やらなくてもいい家事」を決めること。
例えば、掃除は週末まとめて・夕食はミールキットを活用・洗濯は夜に乾燥まで終わらせるなど。
最近では、家事代行や宅配食材サービスも手軽に利用できます。
完璧を目指さないことで、気持ちがずっとラクになりますよ。
4・パートナーとの役割分担を見直す
フルタイム復帰は、夫婦での協力が欠かせません。
「誰が何をするか」をあいまいにせず、具体的な分担表をつくるのがおすすめです。
「朝の保育園送りは夫」「夕飯の片づけは妻」など、家庭のリズムに合った役割を決めておくと安心。
家事アプリを使って、きちんと見える化するのも効果的です。
5・職場の理解と環境を確認する
フルタイム復帰をする前に、職場の制度と周囲の理解を確認しておきましょう。
時短制度の延長可否、フレックスや在宅勤務の有無、有給の取りやすさなどを把握しておくことで、トラブルを防げます。
上司や同僚に、「子どもの都合で早退する可能性がある」ことを伝えておくと、後々の安心感が違います。
働きやすい環境を整えるのは、ママひとりだけでは到底できません。
職場にも協力を求めていきましょう。
フルタイム復帰後に注意すること
いざフルタイムに戻ってみると、想像以上に時間が足りないと感じるママが多いもの。
復帰後は以下のことを意識しましょう。

無理をしすぎない
最初のうちは、「完璧にやろう」と思わないことが一番大事です。
仕事・家事・育児のすべてを100点でこなすのは不可能。
疲れた日は、簡単ごはんや惣菜に頼っても大丈夫です。
自分を責めず、「今日はこれでOK」と思える柔軟さを持ちましょう。
家族のコンディションを観察する
フルタイム勤務になると、子どもも生活リズムが変わります。
「朝がつらそう」「保育園で泣く日が増えた」などのサインがあれば、一時的に働き方を見直すことも選択肢のひとつ。
ママの笑顔が家庭のバロメーター。無理を感じたら立ち止まる勇気も必要です。
焦らず、家族に合ったタイミングを見つけよう
時短勤務からフルタイムへの復帰に、正解はありません。
これらを総合的に判断して、あなたの家族に合ったタイミングを見つけることが大切です。
周りと比べて、焦る必要はありません。
子どもの成長はそれぞれ個性があって、家庭によってできること・できないことも違います。
焦らず、一歩ずつ。
あなたと家族にとってちょうどいいペースで、仕事も育児も大切にしてください。



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