料理をしているときも、トイレに入っているときも、スマホを見ているときも。
まったっく途切れそうにない「ママ見て!」の連続。
ひとつひとつに反応していたら、家事も休憩もまったくできない……そんな毎日疲れていませんか?
「ちょっと待ってね」と言っても聞いてくれず、見ないと大泣き。
かといって、毎回反応するのも疲れてしまいますよね。
「いつまで続くの!?」「自分の時間がない」と感じてしまっても、決して冷たいママではありません。
この記事では、「ママ見て!」が止まらない3歳児の心の中で何が起きているのか、そしてママも子どもも満たされる付き合い方をお伝えします。
なぜこんなに「ママ見て!」というの?
3歳前後の子どもが一日に何度も「ママ見て!」を言うのには、ちゃんとした理由があるんです。
これは単なるわがままでも、ママを困らせたいわけでもありません。
承認欲求の芽生え
3歳という年齢は、自我がしっかりと育ち、同時に「認めてほしい」という承認欲求が強く芽生える時期です。
これらは成長の証であり、とても自然なことなのです。
子どもは毎日、できることが増えていきます。
ブロックを高く積めた・ジャンプができた・お絵描きで丸が描けた。
大人からみれば小さなことでも、子どもにとっては大事件なのではないでしょうか。
嬉しいことを大好きなママと共有したい、誉めてほしい。
そんな気持ちが「ママ見て!」という言葉になって表れているのです。
実は、この承認欲求は大人も同じように持っています。
家のことや仕事で頑張ったときに「よくやったね」「すごいね」と認めてもらえると、嬉しくありませんか?
それと同じ気持ちを、子どもはもっと純粋に、もっと頻繁に感じているだけなのです。

ママとのつながりを確認している
「ママ見て!」と呼びかけることで、
「自分のことを見てくれている」「自分はママにとって大切な存在なんだ」と確認しています。
特にママが忙しそうにしているときや、下の子のお世話をしているときほど「ママ見て!」が増えるのはその為です。
この頃の子どもは、まだ語彙が少なく自分の気持ちを言葉にするのが難しい時期。
不安な気持ちや、寂しい気持ちを「ママ見て!」という言葉で表現しているのかもしれません。
「ママ見て!」が多い子・少ない子の違いは?
同じ3歳の子どもでも、「ママ見て!」が多い子と少ない子がいます。
これは、性格や環境によって変わってきます。
性格による違い
どちらが良い悪いではなく、それぞれの性格・個性です。
環境により変化する
下の子が生まれたときや、保育園・幼稚園に通い始めたときなど、環境の変化で「ママ見て!」が多くなることがあります。
忙しくなったり、引っ越しなどのライフイベントがあるときも増える傾向にあります。
やはり、子どもが「寂しいな」と感じるときや「ママと一緒にいたい」と思う気持ちが強くなると、増加する場合があるようです。
毎回反応しなきゃダメ?適切な対応とは
毎回きちんと反応しなきゃいけないの?と疑問に思いますよね。
できれば、子どもの気持ちに寄り添って、きちんと反応したいところです。
しかし、よくやってしまいがちなのが、手を止めず声だけで返してしまうこと。
子どもは、ママが本当に見ているかどうか、わかっています。
短時間でもいいので、しっかりと子どもに向き合うことが大切です。
どう対応すればいい?
どんな対応をすればいいのか。子どもが満足するような対応のポイントは5つあります。
- 手を止めて、子どものほうを向く
- 目を見て、笑顔で反応する
- 具体的に褒める「色がキレイだね」「かわいいね」
- 共感する「すごいね!」「できたね!」
- 頭をなでたり、ハイタッチなどで体に触れる
この5ステップを、短時間でもいいので実践すると、子どもの心は驚くほど満たされます。
もちろん、忙しくてどうしても手が離せないときや、疲れて対応ができないこともあるでしょう。
そんな時はどうすればいいのでしょうか。
料理中や仕事中で手が離せないとき
「今お料理してるから、これが終わったら見るね。待っててね」など具体的に伝えましょう。
ポイントは「後で必ず見る」と約束して、その約束を守ること。
子どもは、待てばちゃんと見てもらえると分かってくれますよ。
どうしても疲れていて笑顔で対応できないとき
一日に何度も同じことで「ママ見て!」と呼ばれていると、さすがに疲れてしまいますよね。
どうしても「もう勘弁してくれ」と泣きたくなってしまうこともあります。
「ママは今、ちょっと疲れてるから少し休んだら見るね」と正直に伝えることも、時には大切です。
子どもが全てを理解できなくても「今日は疲れていてお返事できないかもしれないけど、ママは〇〇のこと大好きだからね」と気持ちを伝えてみましょう。
承認欲求は、自然で健全な感情です
承認欲求そのものは、決して悪いことではありません。
人の基本的な欲求のひとつで、これがあるからこそ成長し、社会の中で生きていけるのです。
問題なのは、承認欲求が満たされないまま育ってしまうこと。
幼少期に十分に認められた経験がある子どもは、後々自分で自分を認められる自己肯定感が育ちます。

今の「ママ見て!」が将来の自信になる
小さな子どもの「ママ見て!」にしっかり応えることは、決して甘やかしではありません。
しっかりと承認欲求を満たすことで、得られるものがたくさんあります。
逆に無視されたり、「うるさい」と怒られ続けると、承認欲求が歪んだ形で現れることがあります。
いつまで続く?成長とともに変わる「見て!」
多くの場合、4歳~5歳頃から「ママ見て!」は自然と減っていくでしょう。
ママだけでなく、他の人から見てもらうことも重要になったり、他の言葉で気持ちを表現できるようになるからです。
今は大変でも、必ず終わりは来ます。
「ママ見て!」は、イヤイヤ期が終わった後にくるものですよね?
終わりの見えなかったイヤイヤ期を経て、ママ見て期がきたのですから、きっと大丈夫。
いつか思い出話になるときが来ますよ。
ママ自身の心のケアも忘れずに。
それでも、今現在「ママ見て!」に答え続けているのですから、疲れてしまいますよね。
ママ自身の心のケアも大切です。
完璧に答えられなくても大丈夫
毎回完璧に対応できなくても、子どもは育ちます。
大切なのは完璧さではなく、子どもを大切に思っている気持ちが伝わること。
疲れている日は「疲れているからゴメンね」と正直に伝えても大丈夫です。
元気になったら、また答えてあげましょう。
ママの「見てほしい」も大切にして
承認欲求は、大人も持っている感情のひとつ。
ママだって「頑張ってるね」「毎日大変だけどありがとう」と言われたいし見てほしいものです。
パートナーや家族に「疲れた」「褒めて」「休ませて」と素直に言ってみることも大切です。

なかなか言えないかもしれないけど、勇気を出して言ってみましょう。
察してもらうのは私の場合、無理だったので。
でも言ったら、ちゃんと対処してくれましたよ。
だいぶ救われました。
「ママ見て!」は期間限定の愛情表現
「ママ見て!」と何度も言われる日々は、確かに大変です。
家事も進まなければ、自分の時間もとれない。疲れて当然です。
ここまで「ママ見て!」の問題をどうにかしようと読んでいるあなたは、間違いなく十分頑張っています。
この「ママ見て!」はイヤイヤ期と同じく期間限定。
すべてを完璧に応える必要はありません。
できるときに、全力でしっかり向き合ってあげてください。その10秒、20秒が子どもの心に一生残る、安心感と自信を育ててくれます。




コメント